東芝が1万4450人の社員をリストラ
日本の電機メーカー大手の東芝は、2016年4月15日、会計不祥事問題後に公表したリストラ策として、再配置と早期退職を含む人員削減数が国内外で1万4450人となったと発表しました。
家電・パソコンや半導体の一部などが今回のリストラの対象で、家電やパソコンなどのライフスタイル部門の削減数が7610人と最も多かったとのこと。
リストラは日本国内だけでなく、海外の東芝社員も対象となっていて、国内は8430人で海外は6020人だそうです。
もはや大手企業といっても、定年退職までリストラの心配なく安心して働ける会社なんて一社もないのかもしれません。
会社に依存する働き方ではなく、いつ会社がなくなって放り出されても、どこにでも転職できるスキルを日々磨いていくことが、今の時代には求められているのだと思います。
東芝を整理解雇された社員さんの多くが、無事に再就職されることを心より願っています。
嵐のようなリストラの挙句、ダイエーの看板がなくなることは寂しい
私が子供の頃、ダイエーは誰もがうらやむ大企業だった。
全盛期の時価総額は1兆円を上回る勢いで、売上高も2兆5000億円というとてつもない規模を誇っていた。
結果的に、上場廃止のときの時価総額は、533億円にも落ち込んでいたというのだから、寂しすぎる。
オーナーであり、ダイエー創業者である中内功は、第二次世界大戦後、日本国民の物質的な豊かさを満たすために、食料品スーパーであるダイエーを大きく育て上げてその手腕と情熱は尊敬と羨望に値すると思っている。
多くのダイエー店舗の閉鎖、社員のリストラ、そしてライバル企業ダルイオングループへの完全移管
バブル期まぶしすぎた、あのダイエーの看板は、2018年中にも消滅するそうだ。
小出しに繰り返すリストラが企業からあらゆる活力や魅力を吸い取っていき、延命はするけど抜け殻の様になると言う分かりやすい例はダイエーやろうなぁ。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2016年5月14日
尼崎と言えば昔出屋敷にダイエーがあったな…。比較的綺麗な店だったがダイエーのリストラと共に閉店。
— 新快速東京行き (@hankyu6450) 2016年9月5日
まだヤオハンが熱海にあったころ、ヤオハンに就職して店長一歩前だったところでダイエーに買い取られて、そこでまた社員として働いてたら急転リストラ
— 生足@\I ☆ YOKOHAMA/ (@Invoke_ALICE) 2016年7月9日
というトラウマ
ダイエーがイオンになることで木曜の市が火曜祭になるからモッくんはやはりリストラなのでしょうか?あの木曜の市のテーマも聴けなくなるのでしょうか? pic.twitter.com/GjxkkbC853
— 本気を出すののさん (@okarina117nono) 2015年9月10日
ただ、忘れてはいけない。
勢いがあったダイエーがどういう経緯で、消滅してしまったのか。
そして、ダイエーをリストラされた人たちが、その後どのような人生を歩んだのか。
リストラ後の再就職は、決して他人事ではない。
restructures-news.hatenablog.com
リストラは決して他人事ではないということを。
明日は我が身だということを、サラリーマンである限り忘れてはいけないと思う。
三洋電機の事例を見ればリストラの恐ろしさがわかります。
三洋電機はかつては日本中、いや世界中の誰もが知る日本の超大手総合家電メーカーでした。
それもそのはずで、最盛期の三洋電機の年間売り上げ高は2兆円にも上っており、新卒就活生の入りたい企業に毎回上位に位置する人気の常連企業でした。
そんな三洋電機の社員ですが、2010年には10万人にもいた社員も、パナソニックに買収された結果、わずか7000人になってしまいました。
9万3000人はリストラされたってことですね。
たくましく転職して輝いている人もいるでしょう。
でももちろん、転職に成功した人だけではありません。
再就職が事実上とても厳しくなった50歳超えた中高年の社員も数多く含まれています。
この三洋電機のリストラから、みなさんは何を感じ取るでしょうか?
どんな大企業でもリストラされるという覚悟を持つべき
僕は日本でも有数の大企業に新卒で入社した生え抜きだから、このまま定年まで安泰だろう。
なんて考えている脳天気な人はもはや現時点で社会に出ている人の中には一人もいないと思います。
「ゆとり世代」とかなんでもかんでも馬鹿にするなという気持ちもわかります。
誰もが、今のポジションがいつまでも続くとは思っていないと思います。
いつ三洋電機のように大半の社員がリストラされるかもわかりませんが、もしリストラされても、会社や他人を恨むのはやめましょう。
だれもが背負うべきリスクです。
まずは転職できるかどうか、転職活動を地道に始めるしかありません。
自分の技術やキャリアを買ってくれる会社があれば、そこで次の道が開けます。
自分が思っているのとは、全く違った角度から、ラブコールが送られてくることも少なくないので、まずは動いてみないことには始まりません。
リストラは「対岸の火事」では決してありません。
自分だけはリストラされないだろうと、平和に生きるのは、プラス思考でもなんでもなく、ただの現実逃避です。
備えは慎重に、そして行動は大胆に、前向きに進めることが大事なことだと思います。
何が起きても、絶望せず、自分を信じて、可能なことを粛々と行っていくことが重要だと強く思っていますし、日々自分に言い聞かせています。。
NECグループは過去5年間で従業員4万2千人(3割)を削減
従業員を減らしたという意味ではNECほどインパクトのある数字はあまり見かけない。
東洋経済誌の「従業員を減らした500社」ランキングにも1位となっているが、
- レノボに売却したパソコン事業
- 半導体子会社だったNECエレクトロニクスの非連結化
- グループ内での人員整理
などの結果、5年前から4万2000人あまりの従業員を削減したとのこと。
つまりNECグループ全体で見た場合、従業員数が3割近くも減っていることになります。
従業員を減らした会社のランキング上位50社が紹介されているので、転職活動中の方は特に目を通してほしいと思う。
従業員を減らしすということは、リストラ、店舗閉鎖での整理縮小以外にも、他社への事業売却などがあります。
一見、他社への事業売却などであれば、その従業員は買収先の会社で心機一転頑張れるのではないかと思いがちですが、実際には買収先との統合の結果、不要だと判断された人材は容赦なく切り捨てられます。
それは、三洋電機がパナソニックに買収された事案を見てもよくわかると思います。
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リストラの現場はとても切実ですし、残念な報道も後を絶ちませんが、私たちに出来ることは、リストラの対象となっても、前を向いて歩いていくことしかありません。