40歳過ぎてリストラされたらホームレス一直線なのか。

リストラに限らず、40歳過ぎて職を失ったら、その後どのような人生が待ち受けているのでしょうか?

 

私の知っている人は、今年52歳ですが、リーマンショック前まで年収2000万円の外資金融マンでしたが、今ではコンビニで暮らしています(時給950円だと言ってました)。

 

電車での痴漢で裁判沙汰になった人を間接的に知っていますが、その人は、製造業大手で1000万以上もらってましたが、今生活保護生活をしているうえ、重い肺炎で多額の医療費を払い続けています。

 

ここから見て取れるのは、大手企業に新卒入社して、会社の看板に甘えてぬるま湯の中で働いていた人は、40前後でクビを切られると、かなり苦労した人生を送っている人が多いように感じます。

 

 

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一方、それまで中小企業を渡り歩き、転職回数の多い人は、40歳前後でリストラされても、これまでもそうした逆境を転職で職を変わるごとに身に着けているからか、しぶとく(?)正社員として、いままでのキャリアを活かしながら働いています。

 

自分の武器を長年磨き続けてきた野生のファイターと、大手だしリストラされることはないでしょ!とこれまで平和に働いてきた人のどちらが、逆境に強いかとただそれだけだと思います。

 

誰にとってもリストラされることは厳しいですが、そうした最悪のシナリオに備えて、日々準備をしていた人が今の世の中ではもっともサバイバル力が高いのかもしれませんね。

リストラ後の再就職は厳しいのか?

リストラ後の再就職って厳しそうですよね。

 

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大手企業であっても、年間多くの社員がリストラされています。

 

しかも、それは氷山の一角で会って、中小企業に至っては、数え切れないほどの会社が整理解雇したり、倒産したりして路頭に迷う社員が増えているのです。

 

実際、リストラ後の再就職活動はいばらの道です。

 

ただ、いばらの道とはいえ、求職者の年齢によって全く異なってきます。

 

 

リストラ後の再就職が難しい一つには、対象者の多くが中高年の従業員だということがまず第一に考えられます。

 

転職活動期間だけみても、50代求職者で半年ぐらい、60代以上の求職者にいたっては7カ月以上の期間を要しているというデータもあることから、恒例になればなるほど求職活動も長期戦になってくると言えるでしょう。

 

しかも、これはこれまでと職種を変えたり、今よりも待遇が悪い条件での再就職を含んでの数字になります。

 

一方の20代、30代での転職であれば、多くの場合1か月程度で転職先を決めることが可能なので、若いころのリストラであればそれほど恐れることはありません。

 

普通の転職と同じと考えていいでしょう。

 

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大手の投資銀行社員で年収2000万円もらってた知人がいますが、リーマンショック後にリストラされた結果、今都内のカフェ(大手チェーン店系)で働いている47歳の年上の知人がいます。

 

人生そんなものです。

 

リストラ(整理解雇)や早期退職制度の対象となった場合、もはや自分の現在の年齢やキャリアに応じて、できることをやるしか手はないので、あまり自分にプレッシャーをかけずに淡々と転職活動するのが良いのかもしれません。

 

 

商船三井がドイツの物流会社の株式を売却

日経ニュースによると、東京都港区虎ノ門に本店を置く、日本の大手海運会社である商船三井が、ドイツの物流会社(J・F・ヒルブランド・グループ)の株式を売却したと発表したそうです。

 

www.nikkei.com

 

記事によると、コンテナ船市況の低迷で業績が悪化したことによる、資産リストラの一環なんだそうですが、今のところ整理解雇(人材のリストラ)の報道はされていないようです。

 

人材のリストラニュースとしては、そごう・西武デパートやシャープやリストラなどのニュースが報道されています。

 

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シャープ社員も大規模なリストラか

鴻海精密工業によって買収された、日本の大手企業シャープですが、大規模なリストラに踏み切るのではないかというニュースが、インターファックス通信によって報じられました。

 

 

jp.sputniknews.com

 

今年4月に、台湾のIT企業、鴻海精密工業がシャープと買収契約合意を締結し、3890億円を出資して、シャープの経営権を握ったことは記憶に新しいです。

 

 記事によると、次期社長のイ・イエンヴー氏は、「会社をより良い状況へと転換させるために、リストラは必要で、人員削減に及ぶだろう」と述べているとのこと。

 

シャープのリストラについては、多くのメディアがすでに報道しており、7000人規模のリストラが現実的なのではないかという報道を多く目にしますね。

 

 

toyokeizai.net

 

 

hbol.jp

 

7000人規模のリストラというのは、相当な規模になります。

 

早期退職退職の場合、シャープのような大手企業の場合、割増退職金が期待できますが、それでもその後のサラリーマン人生を考えると、途方に暮れる社員が多いのではないかと推測されます。

 

60歳近い社員であれば、定年退職も近いと思うので、それほど痛手はないでしょうが、30代、40代、50代前後のシャープ社員は次の職場を探さなければなりません。

 

一流企業だと思ってシャープに新卒入社した社員のみなさん、そしてそのご家族は不安な思いを抱いているでしょう。

 

news.livedoor.com

 

メーカー系の転職事情を見てみると、40代を境に転職先を見つけるのが徐々に難しくなってくるようです。

 

ten-shoku.biz

 

もはや、どんな大手の優良企業であっても、もし自分がリストラにあったら次の働き口をどう見つけていくかということを現実的に考えていかなければいかない時代になっているのでしょう。

 

そごう・西武デパートが350人の希望退職者を募集【リストラニュース】

インターネットで買い物ができるようになってから随分立ちますが、ビジネスモデル上、百貨店、デパートは苦境に立たされてしまいますよね。

 

デパートが店舗の固定費や人件費を抱えているのに対し、ネットショップはリアル店舗を構える必要がありません。

 

また注文処理もシステム化することで、人件費も大幅に削減することができます。

 

在庫も都内、繁華街の一等地ではなく、地代の安いところを使用すればいいですから、はっきりいって勝負にならない(百貨店産業が右肩上がりになる可能性は考えられない)と思います。

 

そんな中、セブン&アイ・ホールディングスが、傘下に保有しているデパートの「そごう」と「西武」に関して、「大阪の西武八尾店」と「茨城の西武筑波店」を業績が低迷しているという理由で、

 

  • 来年2月末で閉鎖する
  • 正社員350人の希望退職を募集する

ことを発表しています。

 

toyokeizai.net

 

記事によると、経営の合理化が必要だとして45歳以上の正社員、350人の希望退職を来月末まで募集することも合わせて決めたということなので、対象となる方は、再就職先を探す必要が出てきますね。

 

45歳以上ってことですが、業界的に考えると、数年後にまた同じようなリストラ計画が発表されないとも限らないので、自ら退職を選ぶ20代~30代の若手社員も出てきそうですね。

 

会社に見切りを付ける系の転職希望者は、リストラのニュースのタイミングで増えるといわれています。

 

正直なところ、50歳近くなると、再就職ってかなり厳しくなってくるんですよね。

 

ハローワークに来ている人を見ると、その多くが、この50歳前後の年代の方々です。

 

oshiete.goo.ne.jp

 

40代前半だと、キャリアがマッチした企業が見つかれば、まだギリギリ大丈夫なのかもしれない。

 

ten-shoku.biz

 

180度キャリアを変えて、介護職に就く中高年も多いのだそう。

 

 いずれにしても、今回の件を契機に、会社を退職する決意をした方が、納得できる転職活動をされることを期待してやまない。

 

 

東芝が1万4450人の社員をリストラ 

日本の電機メーカー大手の東芝は、2016年4月15日、会計不祥事問題後に公表したリストラ策として、再配置と早期退職を含む人員削減数が国内外で1万4450人となったと発表しました。

 

www.nikkei.com

 

家電・パソコンや半導体の一部などが今回のリストラの対象で、家電やパソコンなどのライフスタイル部門の削減数が7610人と最も多かったとのこと。

 

www.nikkeibp.co.jp

 

リストラは日本国内だけでなく、海外の東芝社員も対象となっていて、国内は8430人で海外は6020人だそうです。

 

www.nikkeibp.co.jp

 

もはや大手企業といっても、定年退職までリストラの心配なく安心して働ける会社なんて一社もないのかもしれません。

 

会社に依存する働き方ではなく、いつ会社がなくなって放り出されても、どこにでも転職できるスキルを日々磨いていくことが、今の時代には求められているのだと思います。

 

東芝を整理解雇された社員さんの多くが、無事に再就職されることを心より願っています。

 

 

 

 

嵐のようなリストラの挙句、ダイエーの看板がなくなることは寂しい

私が子供の頃、ダイエーは誰もがうらやむ大企業だった。

 

全盛期の時価総額は1兆円を上回る勢いで、売上高も2兆5000億円というとてつもない規模を誇っていた。

 

結果的に、上場廃止のときの時価総額は、533億円にも落ち込んでいたというのだから、寂しすぎる。

 

オーナーであり、ダイエー創業者である中内功は、第二次世界大戦後、日本国民の物質的な豊かさを満たすために、食料品スーパーであるダイエーを大きく育て上げてその手腕と情熱は尊敬と羨望に値すると思っている。

 

ただ、バブル崩壊をきっかけに、ダイエーの没落は始まる。

 

多くのダイエー店舗の閉鎖、社員のリストラ、そしてライバル企業ダルイオングループへの完全移管

 

biz-journal.jp

 

バブル期まぶしすぎた、あのダイエーの看板は、2018年中にも消滅するそうだ。

 

news.livedoor.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、忘れてはいけない。

 

勢いがあったダイエーがどういう経緯で、消滅してしまったのか。

 

そして、ダイエーをリストラされた人たちが、その後どのような人生を歩んだのか。

 

 

リストラ後の再就職は、決して他人事ではない。

 

restructures-news.hatenablog.com

 

リストラは決して他人事ではないということを。

 

明日は我が身だということを、サラリーマンである限り忘れてはいけないと思う。