そごう・西武デパートが350人の希望退職者を募集【リストラニュース】
インターネットで買い物ができるようになってから随分立ちますが、ビジネスモデル上、百貨店、デパートは苦境に立たされてしまいますよね。
デパートが店舗の固定費や人件費を抱えているのに対し、ネットショップはリアル店舗を構える必要がありません。
また注文処理もシステム化することで、人件費も大幅に削減することができます。
在庫も都内、繁華街の一等地ではなく、地代の安いところを使用すればいいですから、はっきりいって勝負にならない(百貨店産業が右肩上がりになる可能性は考えられない)と思います。
そんな中、セブン&アイ・ホールディングスが、傘下に保有しているデパートの「そごう」と「西武」に関して、「大阪の西武八尾店」と「茨城の西武筑波店」を業績が低迷しているという理由で、
- 来年2月末で閉鎖する
- 正社員350人の希望退職を募集する
ことを発表しています。
記事によると、経営の合理化が必要だとして45歳以上の正社員、350人の希望退職を来月末まで募集することも合わせて決めたということなので、対象となる方は、再就職先を探す必要が出てきますね。
45歳以上ってことですが、業界的に考えると、数年後にまた同じようなリストラ計画が発表されないとも限らないので、自ら退職を選ぶ20代~30代の若手社員も出てきそうですね。
会社に見切りを付ける系の転職希望者は、リストラのニュースのタイミングで増えるといわれています。
正直なところ、50歳近くなると、再就職ってかなり厳しくなってくるんですよね。
ハローワークに来ている人を見ると、その多くが、この50歳前後の年代の方々です。
40代前半だと、キャリアがマッチした企業が見つかれば、まだギリギリ大丈夫なのかもしれない。
180度キャリアを変えて、介護職に就く中高年も多いのだそう。
いずれにしても、今回の件を契機に、会社を退職する決意をした方が、納得できる転職活動をされることを期待してやまない。