誰もがホームレスになりうる自覚を持った方がいい
通勤途中、とあるカフェの前でいつも正座している男性がいる。
誰がみても、一目で彼がホームレスであることがわかる。
新宿西口公園など、ホームレスの多くがダンボールを持ち寄って、集団生活している風景になじみがない人は、こんな道路のど真ん中に、ボロボロの布切れを身にまとって、正座して、お金を紙コップに入れてくれと頭を下げている中年男性を目にするとギョッとすると思う。
ホームレスを見下したり、ホームレスを蔑むような人もいるみたいだが、私はそんな気持ちになったことは一度もない。
偽善でいってるわけではない。
いつ、自分もホームレスになるか、わからないからだ。
はっきり言って、40過ぎて会社からクビ切られたら、ホームレスになる確率はかなり高いと言わざるを得ない。
これまで転職経験があって、自分の市場価値を客観的に見つめ、磨き続けてきた人ばかりではないからだ。
40歳過ぎても管理職やエンジニア等、需要がある人は転職できると思うが、一つの企業に20年近く尽くしてきて、何の覚悟もないまま、会社から放り出されたら、再就職の難しさに絶望を感じるのではないだろうか。
restructures-news.hatenablog.com
私は、厳しい境遇に立たされている人を自分自身に、将来の自分を重ね合わせているのかもしれない。
ゴミをあさり、物乞いをしながら、暑い中、また極寒の中、一日一日を生き続ける自身が私にはありません。