シャープ社員も大規模なリストラか
鴻海精密工業によって買収された、日本の大手企業シャープですが、大規模なリストラに踏み切るのではないかというニュースが、インターファックス通信によって報じられました。
今年4月に、台湾のIT企業、鴻海精密工業がシャープと買収契約合意を締結し、3890億円を出資して、シャープの経営権を握ったことは記憶に新しいです。
記事によると、次期社長のイ・イエンヴー氏は、「会社をより良い状況へと転換させるために、リストラは必要で、人員削減に及ぶだろう」と述べているとのこと。
シャープのリストラについては、多くのメディアがすでに報道しており、7000人規模のリストラが現実的なのではないかという報道を多く目にしますね。
7000人規模のリストラというのは、相当な規模になります。
早期退職退職の場合、シャープのような大手企業の場合、割増退職金が期待できますが、それでもその後のサラリーマン人生を考えると、途方に暮れる社員が多いのではないかと推測されます。
60歳近い社員であれば、定年退職も近いと思うので、それほど痛手はないでしょうが、30代、40代、50代前後のシャープ社員は次の職場を探さなければなりません。
一流企業だと思ってシャープに新卒入社した社員のみなさん、そしてそのご家族は不安な思いを抱いているでしょう。
メーカー系の転職事情を見てみると、40代を境に転職先を見つけるのが徐々に難しくなってくるようです。
もはや、どんな大手の優良企業であっても、もし自分がリストラにあったら次の働き口をどう見つけていくかということを現実的に考えていかなければいかない時代になっているのでしょう。